15日22時から始まった、Twitterドラマ「素直になれなくて」を見ました。

まずは、このエントリーで
「Twitterドラマ「素直になれなくて」で問題となっていることまとめ」
を書いてから、次のエントリーで
「Twitterドラマ「素直になれなくて」でやらなければいけなかったこと」
を書いてみたいと思います。

各方面で色々と話題になっているようですが、問題となっているのは以下の3点かなと思います。

(1)TwitterドラマなのにTwitterがほとんど出なかった
(2)Twitterが出会い系サイトのように描かれている
(3)ドラマとしてつまらなかった

以下、それぞれについて私の意見を書いてみます。

(1)TwitterドラマなのにTwitterがほとんど出なかった


ドラマではTwitterが気軽につぶやけて、誰とでもつながれるサービスというよりは、あるグループで連絡を取り合うコミュニケーションツールという描き方でした。

そのため、本来ならばあるであろう、出演者以外からのTwitterでのコメントなどが一切ないので、閉鎖的なシステムに見えました。

また、出演者が明らかに一人で悩んだりしていて、この時こそTwitterでつぶやくだろうという場面でもTwitterは出てきません。
電車男の描き方は、その辺は、原作ありきだけれども、ちゃんとしていた気がします。

Twitterユーザからは、以下のような感じのコメントがありました。
「これ私の知っているTwitterじゃない」
「コレジャナイTwitter」

まぁ、やはり、自分の楽しみ方と違う風に描かれていたりすると、反響ありますよね。

(2)Twitterが出会い系サイトのように描かれている


これは(1)とも関連しますが、上記は、本来の使い方とは異なりますが、そういう使い方をしている人もいるとして許されると思われます。

こちらは、Twitterで出会った出演者が、その日の内に寝たり、キスをしたりという展開のため、出会い系サイトとして描かれてしまっています。

そのため、Twitterユーザは、以下のような被害を受けているようです。
「親からTwitterをやっていることを心配された」
「嫁、彼女に疑いの目を向けられた」

出会いだけを描きたいなら、mixiとかで良い気がするのですが、Twitterを使ってしまったのがまずかった気がします。
まぁ、mixiを使っていたら、もっと、ヒドイ反響だったのでしょうけれども。

(3)ドラマとしてつまらなかった


このドラマの脚本家の北川悦吏子さんは14年前に「ロングバケーション」、最近だと「オレンジデイズ」の脚本家をやっていたみたいですね。

視聴率は11.9%で、本人が脚本したドラマで歴代ワースト2位だそうなので、数値的に見てドラマとしての出来はよくないようです。

素直になれなくて :初回視聴率11.9% 瑛太と上野樹里主演 話題のツイッターラブストーリー

私は、脚本家の北川悦吏子さんのドラマを見たことがないのですが、
見たことがないってことは、あまり、私には合わないということなので、評価が悪くなってしまうのは仕方ないかもしれません。

私が、気になった点は、以下の3点ですね。

・何かに特化した主役がいない
・最初の伏線が最後のシーンの伏線とつながっていない

「何かに特化した主役がいない」は、私が、マンガの読みすぎなのかもしれませんが、マンガって、何かに特化した主役が主人公だけれど、それでも、特化したことで問題があったり、一方で、コンプレックスなど問題があり、それに立ち向かうドラマとかだと思います。

このドラマは、特化するものが何もなさすぎてキャラクターとしての魅力が皆無です。むしろ、現実に合わせて作ったのかもしれませんが、夢がなく、これなら、現実の方がドラマですという感じになりそうです。

そんなに現実を描きたいならドキュメンタリーの方がよい気がしました。

本来ならば、配役によって、うまく回るのかもしれませんが、瑛太、上野樹里が、5年くらい前なら、まだしも、今の時代に合っていない気がします。また、キャラクターがしっかりしていないと、この2人は活かせない気がします。

何となく、マンガ原作のドラマが流行るのも仕方ない気もしてきました。

「最初の伏線が最後のシーンの伏線とつながっていない」は、そのままなのですが、最初のシーンで出てきた流れる血と、最後のシーンの引きが関係ありませんでした。
いや、関係あるのかもしれませんが、そこは関係あっても、どうでもよいだろうという感じでした。

これだと、次回も見ないし、極端な話、最終回だけ見ればよい気がします。

まとめ


まぁ、ドラマって、かなり多くやっていますし、前クールなんて、ひとつもドラマ見なかったし、これくらいのクオリティなら普通な気がします。
よくはけしてないが、Twitterユーザ以外の人にとっては悪くないのではないかなと。